日本作曲家選輯
須賀田礒太郎(1907-1952):
■交響的序曲 作品6(1939)(世界初録音)/双龍交遊之舞 作品8(1940)(世界初録音)/バレエ音楽「生命の律動」作品25(1950)(世界初録音)/東洋の舞姫(東洋組曲「砂漠の情景」作品10 より)(1941)
*日本語解説書付き(執筆: 片山杜秀)
(録音編集(24bit/48kHz):2006年6月 かながわアートホール(神奈川))
●小松一彦(指揮)、神奈川フィルハーモニー管弦楽団
8.570319J
雅楽の伝統と、西洋近代の管弦楽法とを融合させる見事な技、一体これは誰の音なのか? 『東洋の舞姫』のような親しみやすく美しい音楽を書いた人物とは? 須賀田礒太郎、この耳慣れない名前の作曲家は20世紀初頭の横浜生まれ。何と山田耕筰、信時潔、菅原明朗、プリングスハイムといった超大物たちに師事、管弦楽曲を中心に数多く演奏されます。しかし戦争で栃木県田沼町に疎開、その地で若くして亡くなります。彼の作品は田沼の土蔵に埋もれ続けたのですが、20世紀末に発掘、21世紀に入り数回に亘り演奏会で蘇演され、聴衆に新鮮な驚きと感動を与えました。当録音の登場により、須賀田の名前と音楽は多くの人々の心に刻み込まれることでしょう。