サーベルをヴァイオリンに持ち替えて
サン=ジョルジュ
SAINT-GEORGES
c.1739-1799
ヴァイオリン協奏曲集
[ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Op.5-1/同イ長調 Op.5-2/同ト長調 Op.8]
(録音: 2000年5月〜6月 ケルン、ドイツ放送コンサート・スタジオ)
西崎 崇子(vn)/ヘルムート・ミュラー=ブリュール指揮/ケルン室内管弦楽団
8.555040
ハイドンやモーツァルトとほぼ同時代を生きた、サン=ジョルジュは作曲家、ヴァイオリニスト、指揮者(ハイドンのパリ交響曲を初演)にして剣士でも軍人でもあったという変り種の経歴の持ち主ですが、その作品もなかなか才気に溢れたユニークなものとなっています。いずれの曲においても、ヴァイオリン独奏パートはヴィルトゥオジテの披瀝を指向しており、ハイドンやモーツァルトの協奏曲と比しても、より高い音域が好んで使われていますし、目まぐるしく動き回るパッセージも随所で耳にすることができます。特に最終楽章での快刀乱麻、自由闊達ぶりは鮮やかといえるでしょう。その一方、緩除楽章での旋律の美しさも味わい豊かなものとなっています。
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