ロマンティックでカッコいい、これぞ隠れた名作
シュポア
SPOHR
1784-1859
ヴァイオリン協奏曲第7番ホ短調Op.38/同第12番イ短調Op.79
(録音: 1985年12月 スロヴァキア、スロヴァキア・フィルハーモニー・コンサートホール)
西崎 崇子(vn)/リボル・ペシェク指揮/ブラティスラヴァ室内管弦楽団
8.555101
その内容の素晴らしさにもかかわらず、不幸にして音楽史の谷間に埋もれてしまう作品はいつの世にもありますが、シュポアのヴァイオリン協奏曲はその最たるものといってよいでしょう。その認知度とは裏腹に、作品自体は美しい旋律、調和と均整のとれた和声、ケバケバしさを抑えながらも独奏ヴァイオリンの華麗な名人芸、単純な伴奏以上に綿密に書き込まれたオーケストラパートと、どこをとっても過不足のない傑作です(敢えていうならば、その破綻のない優等生ぶりが唯一の弱点でしょうか)。西崎崇子のヴァイオリンは、そんなロマンティックな感傷性を持つシュポアの短調協奏曲の魅力を余すところなく表現しており、作品との相性の良さも特筆ものです。
*8.220406の再発売品
|

|