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ドイツ音楽の魂を受け継いだ正統的先駆者。全て初録音!

諸井 三郎
MOROI
1903-1977

こどものための小交響曲 変ロ調 Op.24 (1943) (世界初録音)/交響的二楽章 Op.22 (1942) (世界初録音)/交響曲 第3番 Op.25 (1944) (世界初録音)   8.557162J(片山杜秀氏による日本語解説書付き)
(録音・編集(24bit/48kHz): 2002年9月 アイルランド、ダブリン、国立コンサート・ホール)
*日本作曲家選輯*

湯浅卓雄指揮/アイルランド国立交響楽団

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諸井三郎は独学で作曲を修めた後にベルリンへ留学、ドイツ音楽の技術と精神を学び正統的大作を残しました。その後の日本人作曲家が歩む道を方向づけた偉大な先人なのです。世界初録音となる当盤の収録曲全てが、第二次世界大戦中の作品であることにご注目ください。創作の頂点と言える「交響曲第3番」は大戦末期の作。内容は時代状況と無縁では当然ありえず、とりわけ死をテーマとする第3楽章は、音楽を愛する日本人なら聴いていかねばならない作品と言えるでしょう。「こどものための小交響曲」は、子供というよりむしろ大人の鑑賞に向く真摯さが滲み出ています。「交響的二楽章」の後半の高揚も聴き逃せません。

レコード芸術誌 特選盤

今回の交響曲 第3番 は、まさに諸井の音楽の真髄が表出された最高傑作と評価したい。このディスクを何回か反復して聴いたが、聴くほどに味わいが増し、その密度の高い内容が感動を呼ぶことになった。もちろん、この曲は思想的な深さがあるので、演奏者は相当の理解と共感をもつことが必要だが、その意味でも湯浅卓雄とアイルランド国立響の演奏はみごとというほかはない。(中略)3曲ともにすぐれた演奏によって、作品の本質が的確に表現されたといえる。湯浅が初録音の責務をみごとに果たした秀演である。
- 小石忠男(レコード芸術 2004.12)

(交響曲 第3番の)第3楽章は憧れに満ちており、不思議な交響が未来の世界を開く。極めて個性的であるとともに心惹かれる世界であり、慈愛の優しさがまことに印象的だ。湯浅の指揮は共感にあふれ、音楽の美しさを最大限に引き出している。
- 宇野功芳(レコード芸術 2004.12)

ドイツに学び、日本人ならではの絶対音楽の創作を追及した諸井三郎が、創作の絶頂期に書いた3曲を収録。(中略)その響きは難解なものではなく明朗で、特に代表作たる交響曲 第3番の荘厳なアダージョ(フィナーレ)は感動的だ。
- (Varie 2004.11)

(交響曲 第3番の終楽章では)緩やかなテンポにそれぞれの楽器群が静かに重なり、近刊のフレーズが呼応しあう様にはブルックナーの影が見え隠れする。楽章後半では戦争中に命を落とした戦士の魂が点に登っていくような神々しい大空間を描いている。このような日本人による秀作、大作の録音、演奏の活発化を願うばかりだ
- (ぶらあぼ 2004.11)


Sample Track
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