8.557587J


伊福部 昭
IFUKUBE
1914-2006

シンフォニア・タプカーラ(1954、1979改訂)/ピアノとオーケストラのためのリトミカ・オスティナータ/SF交響ファンタジー第1番 8.557587J(片山杜秀氏による日本語解説書付き)
(録音(24bit/48Khz): 2004年5月 モスクワ、ロシア国営TV&ラジオ・カンパニー「Kultura」、第5スタジオ)
*日本作曲家選輯*

ドミトリ・ヤブロンスキー指揮/ロシア・フィルハーモニー管弦楽団/エカテリーナ・サランツェヴァ(p) 

8.557587J

「天下無双の生命力、偉大なる伊福部サウンドの底力!」……もはや言をまたない、日本音楽史上のあまりに巨大な峰となってそびえる、伊福部昭の作品集がついに本シリーズに登場。並居る日本楽壇中央の俊英を押しのけてのチェレプニン賞の衝撃的受賞(1935年)以来、伊福部昭は教師として、「ゴジラ」に代表される映画音楽の大家として、何よりその圧倒的な魅力を放出する偉大な作品群によって、絶大な影響を音楽界に与え続けています。本CDでは戦後の伊福部の代表的3曲を収録。ファンにとって、伊福部昭の音楽を荒々しいロシアのオーケストラで聴いてみたいというのは、ひとつの夢ではなかったでしょうか。ロシア・フィルは野生的な骨太のサウンドでその期待に見事に応え、リトミカ・オスティナータでのサランツェヴァのピアノ・ソロも実に鮮烈。伊福部家のルーツから説き起こす片山杜秀氏の気迫の解説文も素晴らしい読み応えです。必携の1枚!

レコード芸術誌 準特選盤

ここでの演奏の特質を、端的にまずあげるとすれば、そこに作品への客観的な視点がいきているということであろう。《リトミカ・オスティナータ》など好例といえそうだが、音楽そのものはもちろん、オーケストレーションとそれがもたらす音色や語法にも、新たな眼が加わったかの感もあり、その点で、既知の演奏と比較してみるのも、興味深いように思われる。
- 藤田由之(レコード芸術 2005.1)

アイヌの舞曲を源泉とする《シンフォニア・タプカーラ》と、ピアノ協奏曲仕立ての舞曲《リトミカ・オスティナータ》は、内容的にも練り上げられており、素朴でおおらかな人間讃歌、大地に結びついた骨太なリズム、円運動の周期を少しずつ狭めてゆくような独自の磁場と求心力といった伊福部の特徴が、過不足なく盛り込まれている名作。ヤブロンスキーは、そのトライアングルに隙を見せることなく全曲をまとめあげ、サランツェヴァも、ややバーバリックな打鍵に過ぎると感じさせはするものの、牽引力満点で弾き進み、飽きさせることなく弾き終える。
- 金子建志(レコード芸術 2005.1)

これは、シリーズの中でも屈指の訴求力を誇るものになるだろう。『ゴジラ』の音楽を含む「SF交響ファンタジー 第1番」をはじめ、いずれの作品にも、郷愁を誘う抒情的な旋律、熱狂的な興奮を呼ぶオスティナート・リズム、鮮烈なビートが横溢。聞き手を原初的な感動と陶酔に浸らせる強烈な音楽。一家に一枚、音楽ファン必携。
- (Varie 2005.1)


Sample Track
試聴は、ナクソス・ミュージック・ライブラリをご利用ください!

Copyright NAXOS JAPAN, Inc.