メシアンも賞賛した、日本が誇るべきシンフォニスト
別宮 貞雄
BEKKU, Sadao
b.1922
交響曲第1番(1961)/交響曲第2番(1977-1978/2004改訂) *全曲世界初録音 8.557763J(片山杜秀氏による日本語解説書付き)
(録音・編集(24bit/48kHz): 2005年1月 アイルランド、ダブリン、国立コンサート・ホール)
*日本作曲家選輯*
湯浅卓雄指揮/アイルランド国立交響楽団
8.557763J
どうして私たちは、こんなに素晴らしいシンフォニーが日本人によって作曲されていることに気づかなかったのでしょう。ベートーヴェンを敬愛する彼は作曲家として生きることを決意。パリでミヨーやメシアンに師事した別宮貞雄は、交響曲などの大規模作品でこそ本領を発揮します。「交響曲第1番」はロマンティックな第1楽章冒頭、第2楽章の色彩感と躍動感、第3楽章の凝集力、終楽章の力強いリズムと、全曲を通じて聴きどころ満載。「交響曲第2番」は、メシアンが作品の持つ力強さ、荘厳さ、緊張感、美しさを賞賛した名作です。
★タワーレコード 週間ネット・チャート(クラシック総合) 第1位!(9/1)
★タワーレコード ネット・チャート(クラシック・ベストセラー) 第1位!(9/16、24)
★タワーレコード 週間ネット・チャート・(コンテンポラリー) 第1位!(9/1-10/10)
★タワーレコード(新宿店) 第1位!(8/22 -28)
★タワーレコード(渋谷店)第1位!(8/29-9/4)
★レコード芸術誌 準特選盤
(交響曲 第1番は)きわめて円満な作風によって、ゆたかな叙情性を表現した作品である。フランス近代音楽の味わいを色濃くとどめた音楽ともいえる。演奏もそうした作品の本質を端的に表明しており、第1楽章冒頭の詩的な旋律やエピソードの表現も的確である。第3楽章の悲哀の感情や、力感と推進力の充溢した終楽章もきっちりと表現されている。
- 小石忠男 (レコード芸術 2005.10)
(交響曲 第2番は)3つの楽章から成っているが、ぼくは第2楽章アダージョが傑作だと思う。深い瞑想が底流し、常に誠実、常に真摯だ。曲は心の叫びとなり、心からの祈りとなり、しかも、その中に人生への懐疑がいら立つように語られる。湯浅卓雄指揮のアイルランド国立交響楽団は、ここでも強い集中力を持ちつつ、少しも力むことなく、音楽の本質をあぶり出してゆく。
- 宇野功芳 (レコード芸術 2005.10)
パリ音楽院でミヨーやメシアンに師事した別宮貞雄は一貫して前衛音楽への反対姿勢を崩さず、調性を重んじ、明晰な響きと堅固な構成の中にほのかに日本的情感が香る音楽を書いた。弦楽合奏のさざなみの上を浮遊する清冽な主題で始まる第1番第1楽章。あるいは気品のある歩みに深い悲しみをたたえた第2番第2楽章。魅力的な楽想に虚心に耳を傾けたい。
- Varie (2005.10)
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